4月25日 金曜日
平成27年4月29日(水)
これがその障子です。 左下が見事に破られてますね。
まず、古い障子紙を桟から剥がさなければなりません。 アイロンを当てて張った障子ならばアイロンで剥がせそうです。 というわけで、清水隊長自らアイロンを手にして、障子紙をはずしにかかります。 誰や、似合ってへん言ってんのは!
アイロンではあまりうまく剥がせなかったので、障子紙はがし剤を使うことにしました。 これは効果てきめん。スルスル剥がせました。
紙を剥がしたら、桟をきれいにします。 タオルとへらを使って、丁寧に。 すっちょん、口ばっかりで手うごいてないで〜
桟にチューブ入りの糊を塗り、紙を貼っていきます。 今回使った障子紙は合成繊維が配合されたもの、,通常の和紙よりも3倍も強いのです。 お値段もチョット高いのよ〜
障子紙を貼ったら、余った部分を切り取っていきます。 慎重に、慎重に…。 なお,みっちゃんが持っているのは先が手術のときに使うメスのような形をしているメスカッターです。 通常のカッターナイフですと、尖った先が紙に引っかかり、紙を破いてしまうことがあるのですが、このメスカッターですとその心配がありません..
2階和室の破れている障子を張り替えていると、1階の和室の障子も破れているとの情報が入ってきました。 そんな話を聞けば、居ても立ってもいられないのがおやじの習性。 しかし、1階和室の障子は雪見障子といわれるもので、少々構造が複雑です。 障子の下半分は可動式になっており、ガラスの部分を隠せるようになっています(写真は張替え後)。 この、可動部をはずさないと、障子紙を張り替えることができませんが、これがなかなかはずれません。
あれこれ調べているうちに、おお、こんなところに細い板がはまっていました。 これをはずすことで、可動部を枠からはずすことができました。ナルホド
この日の作業は、机を重ねた上でやりました。 こうすることで、腰への負担を格段に減らすことができました。
仕上げに、霧吹きで水をかけて終了。 水が乾くと、紙が縮まってパンパンに紙が張ります。
修理完了! 張り替えたところとそうでないところが、紙の色ですぐにわかりますが、気にしない、気にしない。
本日の作業、みっちゃんと黒ちゃんは仕事帰りにきてくれました。 お疲れのところ、ありがとうございました。 そのほかの方も休日のところ、ご苦労様でした。 最後に龍ちゃんの一言、「少路だけにやっぱり障子やね〜」