9月18日 水曜日
平成21年10月4日(日曜日)
木工細工をする上で必要なものですが、特殊なものはありません。 各ご家庭であるものを使用して、工夫して作りましょう。
ホームセンターで木工用の木材を購入しても出来ますが、今回は竹を準備しましょう。 竹は加工し難いですが、結構強度のある材料です。
竹を必要なパーツに切り分けるのに使用します。 可能なら目の細かい細工用があればベターです。
竹を割ったり細工するのに使用します。 カッターナイフでも可能ですが、歯が折れないように注意して下さい。
竹を平たく削ったり、表面がささくれない様に加工するのに使用します。
穴を開けるのに使用します。 電動ドリルが楽ちんです。
竹に溝を作るのに使用します。
木を接着するのに必要です。 ホットボンドがあれば短時間に接着できます。
テーブルを傷つけない様に、細工をするときに使うときの下敷きですが、大きい方が良いです。 なければ段ボールや雑誌・新聞紙でもかまいません。 写真の様にビニールシートを敷いても良いですが、木を削る時は堅いものの上で行いましょう。
引き金の部分と鉄砲玉に使用します。
グリップの部分やパーツの補強用に使用します。
素の材料(竹)から切り出して作って行きますが、各材料の大きさは適当です。 ですから、細かな寸法は提示いたしません。 写真を見て大体の大きさに切り出し、実際に組み立ててみて寸法を微調整して下さいね!
各パーツの取り付け位置と構成は図の通りです。 長い棒は、すべて銃身に、短いパーツは、輪ゴムをかける横棒×2と引き金に、板はグリップに使います。 穴を開けて、竹ひごを作っておいて、固定します。
竹を割って、割り箸程度の太さの棒を長いもの二本(同じ長さ)、短いものを4本、グリップ用の幅の広い板を一枚、用意します。(後述のように、中くらいのもの3つ、短いもの三本でもOK) 長いものは銃身に、短いものは、1つが先端、残り二つが輪ゴム掛けのための引っかけ用になります。
グリップ用の板は、竹の表皮と内側を割ってはぎ取り、それぞれのパーツは、表面を鉋やヤスリで滑らかにします。 銃身と先端のパーツは、接合部分を重ねて22〜25cmになるように調整します。
一度パーツを並べて銃の形にして、引き金の位置と、それを引くための輪ゴムを止める場所を決めます。 その場所にマークをして、2つのパーツを重ねて同じ位置二カ所に穴を開けます。 また、引き金にも位置を見ながら、1つ穴を開けます。 穴の大きさは、3〜3.2mm程度、この穴の大きさに合わせて竹ひごを作ることになります。
穴を開け終わった時点で、一度全体を並べてみます。竹ひごは均等な太さにせず、多少とがったような形にすると固定しやすくなります。 また、引き金には、ノコギリを使って 輪ゴムをかけるための切り込みを入れます。
先端には、輪ゴムをかけるための棒を付けますが、輪ゴムのテンションがかかるため、強化する意味で、溝を掘ります。 まず、はめ込む棒を当てて目印を書き、その内側にのこぎりで切り込みを入れます。 二カ所切り込みを入れたら、横からマイナスドライバー+金槌で叩いて切り込み部分を割ります。 幅は、最終的にナイフで微調整します。
最後にパーツを組み立てます。 それぞれの接着は、木工用瞬間接着剤か、ホットボンドを用いると短時間で仕上げることができます。 竹ひごの出っ張った部分は枝切りばさみなどで切り取ります。 また、輪ゴムをかける竹ひごは、輪ゴムを通しながら固定します。 最後に、グリップ部分の強度が必要になるので、強度不足の場合は穴を開けて、竹ひごを使って補強します。
最終的に、グリップにひもを巻き、竹ひごで補強して仕上げます。 また、先端も強度が足りない場合は、竹ひごかたこ糸で補強します。 さらに、輪ゴムがかかりやすいように、グリップ上部を少し削って少し凹みをつけます。
普通に輪ゴムをかければ、単発の輪ゴム銃として使えますが、かけ方を工夫すると連発銃になります。 まず、写真のように、輪ゴムを銃身の先と引き金の先端にかけます。 これで打てば単発になります。
次に、かけた輪ゴムの片側を引いて、引き金の後ろの棒の下を回します。
さらに、グリップ上部の凹みにかけながら、反対側に回します。
最後に、引き金の先端に後ろ側から引っかけます。 ただし、このままでは輪ゴムは止まらないので、手を離さないようにして、次の輪ゴムをかけます。
次の輪ゴムを、先の輪ゴムを止めるように引き金の先端にかけます。 引き金から外れないように銃身の先の方に引っ張って、先端にかけます。
こんな感じです。この操作を繰り返すと、5〜6連発くらいまで、輪ゴムをかけることができます。