今年は新型インフルエンザ(H1N1型)が猛威を振るっております。 夏休みが明けて二学期が始まると少路小学校や隣りの第11中学校でも、多くの子どもたちがインフルエンザに罹患し、学級閉鎖や学年閉鎖が相次いでいる事態となっています。 その影響でおやじの会の一大イベントである少路まつりの夜の部を飾る花火大会も残念ながら中止となってしまいました。
おやじの会として、地域のインフルエンザ対策に少しでもお手伝いが出来ればとの思いから、手洗いポスターを作成し、小学校を初めとする関係機関(少路小・上野小・11中・みくま幼稚園・緑丘幼稚園・ぽんぽこ保育園・緑丘会館など)に配布させて頂きました。
この手洗いポスターは石垣OBと藤井顧問が製作したもので、著作権フリーとなっております。 ご入り用の方はA4サイズのPDF版を準備しておりますので、下のリンクからダウンロードしてお使い下さい。
インフルエンザはインフルエンザウイルスという極微細な微生物によって起こる感染症ですが、咳(セキ)による飛沫感染や手指からの接触感染によって伝染いたします。 よって、予防するにはマスクの着用や、うがい・手洗いがとても大事であります。
物に付着したウイルスは24時間感染力があると云われ、それらを触って汚染した手指によってウイルスが口や鼻や目に運ばれ、その粘膜から体内に入り発症することが意外と多い様です。 米国の国立感染症研究所の対策チームによる感染経路の調査では、飛沫感染によるものが20%、接触感染によるものが80%と云う報告もあります。
ちなみに、咳によるウイルスの飛散範囲は2mと云われ、インフルエンザ感染者との距離が近い程、ウイルスを含んだ飛沫による感染率は高くなります。 もちろん、インフルエンザ感染者の2m範囲内の器物はウイルスで汚染されていると理解した方がよいです。
そうそう、咳エチケットってご存じですか? 周りに人がいるときは咳やクシャミをするとき、口を覆いなさいというものですが、最近、そのやり方が変わりました。 きっと皆さんなら両手で口を覆って咳が飛散しないようにすると思いますが、そうすると、当然のことながら咳を受け止めた手のひらはウイルスで汚染されてしまいます。 直ぐに手を洗えば良いのですが、何処でも直ぐにと云う訳には行きません。 ですから、そんな手で周りのものに触れるとウイルスによる汚染を拡大してしまいますね! そこで、今、米国で大々的に啓蒙している方法は、腕の肘の内側で咳やクシャミを受けるやり方です。 日本ではまだ一般的ではありませんが、既に宮崎市ではこの方法を教えていますよ! (→宮崎市咳エチケット啓蒙PDF) 皆さんもこの方法を覚えて実行して下さい。
最後に本題の手洗いについてですが、正しい方法で行わないと、手指に付着したウイルス等を取り除くことが出来ません。 このポスターの手順を覚え、しっかり手洗いをして下さい。 また、学校やご家庭、そして職場において正しい手洗いの方法をご家族や周りの人達に教えてあげましょう。