こんにちは、ハコです。今日、京都マラソンを走って来ました。昨晩、おやじの会の懇親会をキャンセルまでして結果が出せなかったら川内君を見習って丸刈りの選択肢(余り変わらんってか? ほっといて。)も心に秘め、真剣に挑戦しました。 有言実行。今まで、使いたくても使えなかったこの言葉、今日は使わせて頂きます。 4時間以内での完走、所謂サブフォー目標は達成しました。 手元時計ネット 3:54'42"(グロスでも取り敢えず4hr切れました。)
まず、おやじランナーズで一緒に練習してくれた皆さん、お助けグッズ提供頂いた青スポ 社長のI上先輩、昨日、テーピング施術頂いたI村さん、目標達成したら餃子食べ放題約束頂いたI田先生、激励を頂いた多くのおやじ仲間の皆さん、ありがとうございました。皆さんの暖かい応援があったので最後まで走り抜けました。 特に、レース後タダ餃子を思い存分食べたいと、苦しい登りでも貪欲になれた気がします。
さて、プロローグに書いたように昨日から今朝の行動は、マラソン指南書のアドバイスに従い、初めて計画を練ってレースに臨みました。 その計画とは、大会当日朝の過ごし方と、レース中の5km毎の目標タイムと、サプリメントの摂取タイミング。 当日朝の大切なのは、現地着くまでにスッキリとトイレは済ませておくことと、筆者の「マラソンは食べるスポーツ」との持論で、朝食後スタート1時間前まで甘くない糖質食品 "切り餅" を7個食べよ、とのこと。 前者は、昨晩から何故かお腹が緩くなってしまい、夜中も何度かトイレ行きまくり、必要以上にスッキリし過ぎ。 今朝の体重は、昨日から1kg減って69kg台、どう考えても脱水症。 レース中にトイレ行きたくなってタイムを棒に振ったことが何回も有るので何とか下痢止めしないといけません。 ストッパを飲んで対策、結局、レース中はお腹は問題なし。 後者は、朝から切り餅7つを温めて、柔らかくして、電車移動中からスタート前まで餅食べ続けました。 普段は、スタート3時間前位までにコンビニおにぎり二つを食べるだけなので、今日は、それに加えて餅を食べたら案の定、走り始めは胃の辺りに違和感あり。 腹痛程ではなく、走ってるうちに問題はなくなりました。
初めて立てたレース中の作戦は、以下の通り。 距離 split 補給 --------------------------------------------------- 0-5km 29分 5-10 29 10kmでアミノ酸 10-15 28 15kmで糖質ジェル 15-20 28. 20kmでアミノ酸、グルタミン 20-25 27.5 25kmで糖質ジェル 25-30 27.5 30kmでアミノ酸 30-35 27.5 35kmで糖質ジェル 35-40 27.5 40kmでアミノ酸
と後半追い上げ型、この通りに行けば3:56位でゴール出来る計算。 これまでは、「元気なうちに行ける所まで行って、疲れたら減速」って展開以外したことが無いので、ヨリちゃんにも勧められる後半追い上げは初めてのトライ。 前半をどれだけ我慢できるかがポイントと思ってましたが、後で話すアクシデント以外は前半は思った通りのペースで走れました。 補給もこれまでは、こんな積極的にサプリメントをとったことはなく、結果的にこれがどれだけ効果が有ったか分かりません。。 ちょっと失敗はあったけど、概ね計画通りにサプリを取りました。
1.前半のレース展開 レースのスタートは、西京極競技場。 大会宣言の後、1年前の今日発生した大震災で亡くなられた方への黙祷。 被災者の方々の苦しさを考えたら平和にランニング遊びを続けている自分の平和ボケが情けなく、思わず目頭が熱くなります。 東北地方からのランナーも招待されており、彼らと一緒に元気に完走することが自分にできることと、8:30の号砲から4分ほどでスタートラインを通過。
走り始めは周りのペースもゆっくりで、前の丸亀と違ってゆっくりペースを続けれます。 いつものレースからすると、超ゆっくりペースなので、どんどん他のランナーに抜かれて行きます。 ヨリ隊長の言葉を信じ、「お前ら、後半バテた時に抜いてやるぜ。」と自らに思い込ませ、とにかく耐えました。 前半は、郊外の民家沿いの道を走るので、沿道に盛大では無いけど地元のおっちゃん、おばちゃんの声援が心地良く、気持ち良く走れました。 5kmを目標タイムで抜けた(28'56")頃から、今日の天候ならもっと薄着をすべきだったと後悔。 朝7時に競技場に着いた頃は肌寒く、長袖インナーにおやじロゴ付きランニングシャツを重ね着してスタートしたのですが、太陽が登り始め、やたら汗が出て来てしまいます。何処かでインナーを脱ぎたいのですが、時間ロスが勿体無く、汗を拭き拭き走りました。こんなことなら、半袖シャツとアームカバーだけにしておけば良かったと後悔。。
【アクシデント】 丁度8-9kmだったかと思いますが、レースコースが一時閉鎖されてしまいました。 "緊急車両の通行の為" が、現場ガードマンの説明でしたが、全く救急車や消防車、パトカーの姿もサイレンも聞こえず。 みんな苛立って、ガードマンにどなる奴も出てくる始末。 私は、丁度このタイミングでインナーシャツを脱いで、ウエア調節、以降はランニング一枚で走りました。お腹を冷やして、Pになる心配もあったのですが、今日の気温と自分の走行ペースでは寒さを感じることなく、大正解でした。 このコース閉鎖で、私は約3分を失いました。 めちゃくちゃ大きい3分。。
コース閉鎖の影響は10kmの通過タイムにそのまま反映、1:01'14"でした。 やはり、さっきの対応には腹が立ちます。 大体、緊急車両を通すためにコースを完全閉鎖しないといけないようなコース取するのが問題に思えます。 大阪マラが御堂筋を走らせたように、京都マラももっと考えて欲しかった。 もし、招待選手らが走ってるトップ集団でも、同じように足止めしたのかな?
【 一番のヒット 】 5-10kmスプリットが3分余計に掛かったけど、それを直ぐに取り戻すとまた、後半失速してしまうので、耐えました。 11km辺りでお寺の横を通りました。 何人かが寺に向かって携帯で写真を撮ってます。 何となく寺の方に目をやると、げっ!袈裟を着た20名ほどのお坊さんが整列、ランナーに和やかに手を振ってます。流石に黄色い声の声援、太い声のお経を送ってくれはしませんでしたが、迫力満点。 おやじ会にもいらっしゃるペーパー僧侶(見つかったらしばかれること必至)でなく、仁和寺のreal Boseが大集合して、マラソン応援してる姿には、さっきの足止めも許してしまう癒し力がありました。 今日のレースで一番楽しかった出来事です。
そんなこんなで、20kmの通過タイムは1:56'07"、ハーフ通過も2:01'53" と若干は戻したものの、ハーフ時点で計画より2分の遅れ。
【失敗】 20kmのサプリ補給でえらい失敗をしてしまいました。 前述の通り、ここではアミノ酸(BCAA)とグルタミンのパウダーを取る予定でした。 前者は、指南書でも勧めていたBCAAパウダー(おやじの会T行さんご勤務メーカー品)で、前から何度か試してました。 元々500mlの水に溶かして飲むパウダーをそのまま直に飲んでどうなのかとは思いながら、10km地点では口に残ったパウダーを少量の水で流し込みました。 で、同じようにグルタミン(筋肉疲労の解消らしいです)のパウダーを口に含んだ瞬間、口の中に焼ける様な痛みが走りました。 驚いて急いで飲み込もうとすると、今度は食道に違和感。。 指南書で勧めていたメーカーのものと違うものを購入しましたが、どうも私のは、グルタミンにクエン酸も2-3g加えてあり、クエン酸を直に口に入れてしまったのが原因だったみたい。 皆さんも、気をつけて下さい。
2.後半の追い込み 後半は、丁度3週間前に試走をしてたので、気分的には随分と楽でした。前半の遅れをカバーするために、当初の予定ペースより上げて走りました。
一番の難所は22kmからの国際会館への登り。そこを戻ってくるところからペースを上げて、前半の遅れを取り戻し、後半を遅くとも1:55位では走り切りたいと、宝ヶ池通りの坂をユックリ目で登りました。 戻り下り途中 25km 地点タイムは、2:23'05" (5km split : 26'58") 北山通りの東西往復、下鴨中通りの南北往復は、試走に比べてやたら走りにくかったです。 と言うのが、コースが狭すぎ! パイロンで車線を規制してたのですが三人のランナーが左右に並ぶと追い越せません。 駅伝で使うコースらしいですが、走ってる人数の桁が違うんだから、もっと工夫して欲しいものです。
北山通りに入ってからは、キロ5分10秒前後ペースをキープ、足に疲れが来出したランナーを面白いようにパスして走れました。 30km 2:49'02"(5km split 25'57") 賀茂川は、少し上の並走路を走った後で河川敷に入りました。走ってる身には ポカポカ陽気で、川沿いの風景は癒されました。 河川敷で迎えた35km地点は、3:15'56"(26'55")
河川敷を上がったら、後は京大農学部横、今出川通を東に走るのが最後のそれなりの登り。 この登りもさほどペースを落とさずに走れ、後は下りでどこまで爆走出来るか。 足の痙攣は起きないものの、やはり爆走するだけの力は残ってなかったようで、40km は3:43'25"(27'28") 40kmの通過タイムを確認した時点で、今日のサブフォー確信しました。 そこからは、41km ,42kmまでの各1km を5'08", 5'11" と最後の力を振り絞りました。 いつもは疲労困憊で何をなくゴールラインを切るのが多いですが、今日は珍しくゴールでガッツポーズ。 前半の遅れを取り戻して、元々の目標タイムより早くゴール出来、感無量。
終わった後は、後半追い上げのnegative split と思っていたのですが、 こうやってタイムを書くと、30km以降はペースが落ちてました。ま、コースの起伏状況で単純比較は出来ないんでしょうが。。 いずれにせよ、前半を抑えたことで後半は他のランナーを抜きながらゴールに向かう醍醐味を楽しめました。 めちゃ楽しかった。 これからは、フルマラソンはハーフまでは如何に足を温存して周りの景色でも楽しみながら走り、後半のハーフマラソンでどこまで頑張れるか、を目標にしたいと思います。
今回、左手には普通のランニングウォッチ、右手にはGPSウォッチをはめて走りました。 ランナーズ仲間で話題にあった、GPSでの速度精度ですが200m毎のラップ表示をすることで、すごくペースをつかむのに役立ちました。 京都マラソン含めフルマラソンの多くは、毎km毎の距離表示が無いのが普通なので、正確なペースを守りたい人は是非、お試しあれ。 ランナーズ以外の方には、ちょっとマニアックですみません。
最後に、おやじランナーズシニア部に負けないよう、若手ランナーの奮起に期待します。 おじさんももっと高いとこ目指しますので、ヨロシクです。 何か、締まり無い結びになっちゃいましたが、この辺で失礼します。
|