???と思われた方もおられるでしょうね。晴れた日には、いつも空には太陽がありますので、誰もが見たことがあるはずですよね。しかし、本当に姿を見たことがありますか? 念のためですが、裸眼であっても太陽を直視すると、目にダメージを受けますし、サングラスをしていても同様です。双眼鏡や望遠鏡なんてもってのほか、そんなもので覗いたら確実に失明することになります。
しかし、世の中には専用の道具が必ずあって、太陽を見るためだけの望遠鏡というのもあるんです。その名も「太陽望遠鏡」、そのまんまです。^_^ 先日、たまたま使う機会があったので、その時撮った写真を紹介します。(撮影者は地学の先生です)
太陽望遠鏡を使うと、普通の天体望遠鏡で月を見るのと同じように、太陽を見ることが出来ます。もちろん望遠鏡ですので、太陽の黒点だけでなく、表面の模様までしっかりみることができます。(太陽の表面に模様があることを知ってましたか?)
(残念ながら今は太陽の活動があまり活発でないので黒点が1つしか見えません)
また、SF映画などでもおなじみのプロミネンスもしっかり肉眼で確認できます。実際に見ないとわからないことですが、プロミネンスは非常に巨大なので、発生してから消えるまで数分〜数十分かけてゆっくり移動していきます。
中学校理科でも太陽の観察をしますが、その場合は投影板に太陽の像を写しますので、黒点をみることしかできません。そういう意味で、本当に太陽の姿を見るためには、太陽望遠鏡を使うしかないことになります。 小和田@天体ドームあり
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