もうすぐ、5月5日のこどもの日ですね! 元々5月5日は五節句の一つで端午の節句でもあります。 端午の節句と云えば、食べ物では柏餅や粽(チマキ)、そして菖蒲湯が思い浮かびますね。
我が家は結婚以来、この時期になると有り難いことに長崎に住む義理の母が粽を毎年沢山作って送ってくれます。 中身は餅米と小豆のシンプルなものですが、我が家の子どもたちの大好物でもあります。 そして、送られてきた箱の中にはいつも粽と一緒に雑草らしきものが添えられております。 最初は判らなかったのですが、これが菖蒲(ショウブ)だったのです。
皆さんは菖蒲と云えば、花菖蒲(ハナショウブ)やアヤメ(菖蒲・文目)を想像されませんか? 実は菖蒲は、花菖蒲やアヤメとは全く別物です! 花菖蒲やアヤメはアヤメ科の植物ですが、菖蒲はサトイモ科の植物です。 確かに見かけの葉っぱはそっくりですが、植物学上、似て非なるものなのです。 菖蒲は、花菖蒲やアヤメと違い花はとても地味なものですが、葉っぱにはとても良い芳香を持っているのです。
この菖蒲をお風呂に入れたのが菖蒲湯ですが、菖蒲のもつ芳香を楽しみます。 昔の銭湯では端午の節句には沢山の菖蒲を束にして浮かべてあったのを思い出しました。 最近はどうなんでしょうね? 浮かべた菖蒲をちょっと手で揉んでやると、柑橘系に似た香りを楽しむことが出来ますよ! そうそう、この季節になると花屋やスーパーにも置いてあることもありますので、見つけたら、一度、買って菖蒲湯を楽しんでみて下さい。但し、菖蒲と書いてあって、紫色や黄色の花がついているとそれは花菖蒲やアヤメですのでご注意! 菖蒲は葉っぱだけで売っています。
追伸:5/4 イオンとコーナンで売っていました! 葉菖蒲で! 端午の節句そして菖蒲湯は素晴らしい日本の文化だと思います。 Gより
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