こんにちは、ハコです。 今後、挑戦されるランナーズメンバーと、自分への忘備録を兼ねて、先週日曜の篠山ABCマラソンの出来事を簡単にブログに綴っておこうと思います。
事前準備と大会前夜
今回のマラソン、昨年のNYCM2010のリベンジする大会を探していた時、参加費用が安いって理由で決めちゃったのですが、大会前日確認すると、5時間10分制限の大会と知りました。 恐らく、狭いコースなので、スタートラインまで10分は掛かることを考えると、実質5時間制限のレース。昔、出ていた 福知山の制限時間が、5時間から6時間に緩和されたことを考えても、結構、ストイックさを保ってる感じ。
今回のマラソンは、一応NYCMのリベンジという事で、4時間帯切りを狙っていました。 でも、練習量は普段と変わらず、月に60-80km程度。珍しく、2月は30km走を加えた事で、月半ばで88Kmを超えたものの、意味不明のアキレス腱痛から結局、2週間、全く走らず前日を迎える事に。 今回は、生活面でも摂生を保つつもりで、タイムの為には、体重管理も心がけ、朝昼はDHCのプロテインダイエットを併用し、食事カロリーも制限。でも、遅く帰宅しても酒のんで食べてしまう習慣は断ち切れず。。。 雑誌で読んだ通り、大会1週間前から禁酒生活と、炭水化物を一時的に取らず、大会数日前に食べてカーボローディングを目標にしたものの、月曜 飲み会、水曜も外食、金曜 PTA関係打ち合わせ後、Q玉さんも合流キッパーズで懇親。 最後の最後、禁酒したのは前日のみでした。反省!
【教訓1】 大会前はお酒は、肝機能を整える為控えた方が良いらしいです。 カーボローディングは、計画通りに。(まあ、>4時間ランナーの私には余り関係無いかも知れませんが。。)
前日、タイツ、短パン、おやじロゴ入りタンクトップ、等準備して、遅くとも24時には、就寝予定。 が、何となく普段通りに過ごしてると気がつくと12時半。 さっさと用意済ませようと、ウエアを揃え、GPS腕時計に充電しようと思ったら、あれっ、充電器が見つかりません。 自分が電機メーカー勤務しときながらいつも思うのは、携帯電話、iPad、PND、ノートPC、、、同じように持ち歩く電子機器毎にACアダプタが異なるのは不便で仕方ありませんよねぇ。 と、ボヤきながら必死に探すも見つからず断念。 折角、高いオモチャを買ったのに、GPSでペース配分決めるつもりが、本番で使えないとは。。。 気を取り直し、普通のスポーツウォッチを取り出そうと、普段直してる引き出しをあけたら、ありゃりゃ、こっちも見つかりません。 前回使った後、どこかのカバンに入れたままなのか、あれこれ心当たりを探すも出てこず。。。 うーん、困った。 流石に、5kmおきのタイムは、ペース確認したい。 迷ったあげく、牧落交差点のドンキホーテへ直行を決定。 01:40am
さすが、深夜営業のお店。 夜中にも関わらず、結構賑わっています。篠山一回の為に高い時計は買いたく無いと物色すると、ありました! 定価990円の時計が、特価で850円成り。ラップタイム計測機能付きで、十分、十分。
買い物終わって帰宅、床に着いたのは2:10am。
【教訓2】 マラソン準備は、前日の夜までにしっかり済ませ、十分な睡眠を取りましょう。
朝6:10起床。 睡眠4時間ですが、まあ、いつもこんなもんです。NYでは、おやじcallもあり、3時間睡眠でしたし。
大会当日
現地までは、辻本さんと会社の同僚とで移動。モノレールから乗り換えて、宝塚まで、阪急で移動、そこからJRで特急列車で篠山口へ。 快速に乗れば安かったんですが、流石に当日あさから吊り革持って立って行くリスクは避けたく、ちょっと高いけど奮発。 大会本部でゼッケン引き換えも終えて、着替え、トイレを済ませたのが10:20過ぎ。
ちょっと、時間の読みが甘かったです。実は大会主催側からは、10:30までに、自分の出発区分け位置に集合するよう書かれており、これに遅れると最後尾からの出発になるのでした。
慌ただしく荷物を預け、出走場所を目指すも、既に10:30過ぎており、「はーい、スタート位置はこっちです。 もう、自分の出走位置へは行けませーん。」と、係員に誘導される羽目に。 別にグロスタイム(大会スタート時点からゴールまでの総タイム)には、拘ってないのですが、スタートラインまでの時間が掛かれば、結局、足切りのタイムには響きます。 最悪、ゴールゲートに1分合わなかったときは、"スタートでもっと前から出てれば""あそこで猪汁を食べなかったら、歩かなければ。。 等々、きっと後悔するのです。 私は密かに、辻本後輩をスタート地点でかなり後方からスタートさせる事に申し訳なく思いました(口にはしませんでしたが。。 辻本ちゃん、あと1分ゴール遅かったら、恨まれてたね。。)
【教訓3】 大会前のトイレは混みます。出来れば、会場に入る前に済ませれればbetter。 スタート地点へは余裕をもって移動しましょう。
思った通り、我々のスタート位置からだと、スタートラインを超えるまでに10分ちょっと掛かりました。結構後方からのスタート、 ゴールまでは、5時間の制限です。 正直、途中で気を緩めて歩き続けると完走は厳しいです。
5kmまでは、3人で一緒に走ろうと、私がペースメーカーに成りました。 キロ5分半をキーぷするつもりで走ります。 GPSウォッチは持ってないものの、結構、正確にペース刻めました。(流石に安物時計は、ラップ記録機能が無かったようで、途中経過は全部消えました。) 最初の1km,2kmの表示で時計確認すると、ピッタり キロ5.5分のペース。 5km通過は、27分40秒、そのまま走って、10kmは55分ちょっとで通過。 昔は、ペース配分考えて走ってなかったので、かなりの進歩、成果です。
10kmまでは、給水場も混雑しており、そこでペースを狂わせたく無いので、自前のドリンクを飲みながら走りました。 15km,20kmとほとんどペース落とさずに快調に走破。 今回の目標の一つはトイレ休憩無し(お腹壊さずに)走り切る事。事前に蛤先輩からアドバイス受けた下痢止め ストッパA を出走前に服用、走ってる途中も念の為にもう一回服用。 そのお陰か、水分補給もボトルから行っててガブ飲みしなかったからか、お腹は大丈夫そう。
ハーフ地点通過は、確か1時間57分後半。 このままのペース刻めれば、目標達成! と欲が出ますが、そんなに甘くはありませんでした。 25km超えた頃から、トイレ行きたい気持ちに。。 NY ほど深刻ではありませんが、やはりあと2時間我慢出来る訳も無く、慎重にコース脇の仮設トイレを確かめながら走りました。 まだ、余裕があったので、列の出来てるトイレはパスして、次のトイレに賭けました。 トイレの設置間隔が狭かったのか、自分に余裕が有ったのか分かりませんが、30km手前で空席トイレを発見、すかさず飛び込みました。 流石に、トイレの時間をラップ計測しませんでしたが、2分以内で戦線復帰出来たと思います。 念のために、ストッパAをもう一錠服用。 その後、トイレを欲する事はありませんでした。
トイレ休憩を挟む25km頃から、折り返しランナーとずっと対面走行が続きました。田園風景のなか、ずーっと遠くまで折り返しランナーの列が見え、気分的には辛いコース。特に一番、気分的にしんどい30km付近が、対面コースなのは今ひとつでした。
事前にコースの高低差を確認した時は、25km超えると何となく下りメインにおもえたので、後半も上手く前半のペースをキープ出来るかと思ってったのですが、全然、違いました。 30kmからは、すっかりペースが落ちてしまいました。
今回は、電解質補給の為に塩飴を取りながら走ったのですが、一緒に水を取らなかったのが原因か、頭がボーッとしてきました。 マラソンでいつも思うんですが、体ってホントに正直です。 ナトリウム(カリウムかなぁ?)が減ったら的面に、足痙攣に来るし、水分が足らないとすぐ熱中症になる。 昔、ストックホルムマラソンでお腹を壊さない様にランニングの下にスポーツ下着(ピチピチの奴。アーマー。。。 忘れた、名前)を着て走った事がありますが、その時は、走りながら頭がボーッとし、フラフラになりました。最初は、原因が体温上昇と思わず、リタイアも考えたのですが、途中休憩して下着を脱ぐと一気に楽になった事があります。
早速、次の給水地点で、スポーツドリンクを多めに飲み、手持ちのボトルにも補給しました。 暫く走ると、徐々に楽になりました。 足の疲れは、変わりませんが頭がボーッとするのは解消。 しかし、この大会のスポーツドリンク、目茶薄い! 全然、体液の電解質濃度より薄いです。この大会、スペシャルドリンクの設置を認めてるのは、スポーツドリンクがショボいからぁ?
で、【教訓4】 水分と電解質はコンスタントに補給しましょう。 喉が乾くかどうかに寄らず、体は乾いています。
【教訓5】 大会に寄ってはスポーツドリンクが、全然ダメです。自前のドリンク持参か、塩分補給飴を併用しましょう。
一番苦しかった30-35km を超えると、気分的には楽になりました。ペースはちょっと持ち直した気がしますが、精々キロ6ー6.5分程度。 もう、サブフォー達成が無理なのは分かっていたので、何とか4:10以内でゴール出来ないかと思い、何とか頑張りました。 ちょっと機嫌が悪くなり出した大腿筋に、持参したスプレー消炎鎮痛剤を吹き掛け、宥めました。
言い忘れましたが、この大会、地元ボランティアの差し入れ、沿道の応援が凄いです。私は、自前の飴を持参してたので差し入れは殆ど頂きませんでしたが、チョコレート、飴、バナナ、オレンジ、、色んな差し入れありました。途中で頂いたオレンジ、美味かったぁ! 驚いたのは、道端に長テーブルを置き、色々な差し入れメニューを準備してた方。 水、スポーツドリンク、白ワイン、ビール。。?? えっ! 誰が、マラソン中に酒飲むの? 知らない人からの、「頑張れ! もうちょっと!!」って声援。しんどくなった身体を奮い立たせてくれました。
40km通過は、手元の時計では3:58 台。 何とか4時間以内で通過したものの、4:10でのゴールは有り得ません、結構足に疲れが来てます。出発前に、左アキレス腱をテーピングしたのが効果有ったのか、心配した痛みは有りませんが、大腿筋がピクピクし始め、痙攣の兆しも感じます。 下手に屈伸でもすれば、攣りそう。
あと2キロ。 でも、この2キロ、歩いた訳じゃ無いのに、今から考えると何で20分も掛かったのでしょう?? 途中で足首と大腿部にスプレー するのに結構立ち止まったのがタイムに響いたのだと思います。 もう、下痢の心配も無いので給水点では、安心して十分水分取り、頭を冷やしながら何とかゴールを目指しました。
【教訓6】 やはり、ラップタイムが記録に残るランニングウォッチは必須ですね。今更、言っても仕方ないですが。。
残り1kmの表示が出て、気分的には終わった、って感じ。手元の時計では、何とか4:20以内には入れそうなので、最後の力を振り絞ってゴール目指します。
ゴールは、手持ちの時計では、4:18:26。 後でネットの公式記録見たら、4:18:28 でした。 順位は、グロスタイム順で掲載されるので、3600番位。未登録男子の部では、順位は真ん中より後ろでした。スタートラインまでのロスが5分程度なら、真ん中位の成績でしょうか。
しかし、辻本ちゃん、順位見たらホントにギリギリだったねぇ? 未登録男子の部、完走 で後ろから10番だったよ。( 勿論、ネットタイムなら、もっと順位上がるけどね。 ) とにかく、完走で来て何よりでしたね!
走り終えて
おやじランナーズで練習し始めた頃から、真面目にマラソンの記録を意識する様になりました。 結果的には、給水点での数十秒の遅れよりも、走行ペースを如何に速く、長時間持続出来るかが結果に現れる事、何度も体験しました。 ハーフマラソンなた、勢いだけで行けそうな気がしますが、やはり42kmを走り切る間には、様々なドラマがあります。思った様に上手く行かない、だから奥が深いんだと思います。
マラソンから3日目の朝を迎え、足の痛みは殆ど有りません。"ここで、鍛えたら筋肉が強くなるんだろうなぁ、"と思いつつ、今日は会社の飲み会。 中々、ストイックな生活は出来ないかおやじランナーの私です。
おやじランナーズの皆さんも、是非、フルマラソン チャレンジ下さい。 簡単ではないかも知れませんが、だから目標にしがいがあります。 初完走した後には、感動が待ってますから!
では、では。
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